2023年のものづくり補助金はどうなる?変更点を中心に解説!

ものづくり補助金

 生産性向上をめざす事業者向けに実施される「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス補助金)」ですが、令和4年度第2次補正予算によって2023年も継続されます。次回公募は2023年4月19日(水)17時です。本記事では前年度との変更点を中心に解説します!

変更点① グリーン枠が拡充

 温室効果ガスの排出削減に資する取組に応じた投資を支援する「グリーン枠」。こちらが「エントリー」「スタンダード」「アドバンス」の3種類の類型から一つ選択して申請する形式となりました。(以前まではスタンダードのみでした。)

 最も申請しやすいのが「エントリー」、最も要件が厳しいのが「アドバンス」ですが、要件が厳しい分補助上限額がアップします。

出典:公募要領(14次締切分)概要版

変更点② グローバル市場開拓枠の拡充

 グローバル展開型という名称で募集されていたものが、「グローバル市場開拓枠」となりました。大きな変更点は「JAPANブランド育成支援等事業費補助金」という別の補助金が統合された点です。それに応じて補助金の下限額が1,000万円から100万円に引き下げられ、多くの事業者にとって申請しやすくなりました◎

 4類型のうちの一つ、海外市場開拓(JAPANブランド)類型では、通訳・翻訳費、広告宣伝・販売促進費が新たに経費として申請できるようになったため、海外市場の開拓に取り組む際のブランディング・プロモーション等の費用が支援されることとなります!

出典:公募要領(14次締切分)概要版

変更点③ 大幅賃上げに係る補助上限額の引上げ特例

 補助事業終了後、3〜5年で大幅な賃上げに取り組む事業者に対して、補助上限額へ100万円〜1,000万円の上乗せが実施されます。(一部申請枠は除く。)具体的には以下の通りです。

  • 給与支給総額を年率6%増加とする
  • 事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上の水準とすることに加え、年額+45円増加
  • 応募時に上記目標達成に向けた具体的かつ詳細な事業計画の提出

 ただし上記目標が未達の場合は補助金の返還となりますので、活用時には十分ご注意ください!

最後に

 2023年のものづくり補助金、大きな変更点を解説しました。

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